ゼラニウムの効果効能/精油・エッセンシャルオイル

目次

【ゼラニウムのプロフィール】

●名前/ゼラニウム、ローズゼラニウム、ゼラニウムブルボン、ゼラニウムエジプト、Geranium
●学名/Pelargonium graveolens
●科名/フウロソウ科 
●主産地/エジプト、フランス、モロッコ、レユニオン島
●抽出部位/花、葉
●抽出方法/水蒸気蒸留法
●ノート/ミドルノート
●香り/【フローラル系】新鮮なグリーンと甘いフローラルが混ざったような香
●主な成分/ゲラニオール、シトロネロール、メントン、リナロール
●エレメンタル/風・水  
●陰陽/陰  
●五行/水(そして土) 
●五臓/腎・心
●チャクラ/第6チャクラ、(第1,4チャクラ)
●色/ロイヤルブルー、ピンク,グリーン
●パワーストーン/ウォーターメロントルマリン
●星座/天秤座
●天体/金星

【歴史】

ゼラニウムの葉を最初に蒸留したのは、1819年フランスの化学者レクルーズです。
それ以降、ゼラニウムは香水の大切な成分となり、ローズ油の代用品としてよく使用されます。

【主な働き】

≪心への働き≫
明るく爽やかな気持ちになる。
ゼラニウムは女性的な感覚と関わりがあります。

理性や論理が感情を押し殺してしまいがちな人に、感情を受け入れ、直感や創造性を促してくれます。
感受性を高めることは自分の感情を素直に受け入れ、リラックスすることにつながります。

≪体への働き≫
女性ホルモンのバランスを整える。
熱を冷まし、気や血液の循環を促す作用があります。

特に神経系のバランスをとったり、目に関わる症状、関節痛や神経痛、リウマチなどにいいと言われています。
リンパの滞留を改善すうことにも役立ちます。

≪皮膚への働き≫
皮脂や水分バランスを整えてくれるため、スキンケアによく利用される。

抗炎症作用がとても優れている精油のひとつです。
肌への作用にもとても向いていて、保湿や、ニキビ・乾癬・湿疹などの皮膚の不調改善に役立ちます。
熱を冷ますとともに湿度を与えてくれ珍しい精油です。

【東洋医学から】

女性ホルモンに関わる腎を強化し、月経前や更年期のトラブルを解消
ゼラニウムは涼・湿の性質を持つ数少ない精油の一つです。

この精油には漢方用語でいう「清熱」作用と、抗炎症作用があり、神経をリラックスさせ、イライラを落ち着かせます。
気の強壮作用も兼ね備えています。
また、腎の陰を補いリラックスさせることで不眠を解消します。

【注意事項】

妊娠初期は控える。

【特性】

鎮痛、鎮痙、リンパ強壮、ホルモン調整、防虫、抗真菌、収れん、静脈強壮

【キーワード】

「感受性」「バランス」「守られていることを知る」

【こんな時に】

・慢性的な疲れや更年期で、手足や顔が火照るとき
・ストレスや働きすぎにより疲れていると感じるとき
・不安感が強く、眠りが浅いとき
・イライラが激しいとき
・恋愛を含めた対人関係で疲れたとき
・他者との関係性の中で自分勝手になりすぎていると感じるときに
・なんとなく無気力になっていると感じるとき
・天界からのエネルギーを感じたいとき
・亡くなった大切な人からのメッセージがあるように感じるとき
・植物や動物など自然のエネルギーに触れたいとき
・見えない世界のことを受け留めたいと真剣に感じるとき
・よこしまなエネルギーから身を守りたいと感じるとき
・肌の乾燥が気になるとき

【ブレンドしてよくあう精油】

フローラル系、柑橘系、フローラル系の香りとはとても合わせやすいです。
ハーブ系・・・クラリセージ
柑橘系・・・ベルガモット
フローラル系・・・ラベンダー・ローズ
スパイス系・・・クローブ・バニラ
オリエンタル系・・・サンダルウッド・パチュリ
樹木系・・・ローズウッド

【メンタルケア・からだの悩みに役立つアロマ活用術】

◎アトピー性皮膚炎に・・・ゼラニウム、パイン、ブラックスプルース、ローズウッド
◎乾鱗に・・・ゼラニウム、アジョワン、パルマローザ、ミルラ
◎情緒が不安定なとき・・・トリートメントオイル
≪レシピ≫ゼラニウム2滴+ラベンダー4滴+ホホバオイル30ml
上記をガラス容器に入れよく混ぜた後手に取り両手になじませたら、ストレスを緩和するため、ツボが集中している頭皮を軽くもみほぐしましょう。
相手がいる場合は、背中を重点的にマッサージしてもらうことをおすすめします。
背骨から外側へ向けて軽い力でゆっくり押し広げるようにさすってもらいます。

◎乗り物酔い・時差ぼけ・・・バスオイル
≪レシピ≫ゼラニウム2滴+ラベンダーまたはベルガモット3滴+ユーカリ2滴
眠れないときは、38~40度のぬるめのお湯にゼラニウムとラベンダーの精油を入れてゆっくりつかります。
そのとき、首から肩にかけて軽くマッサージします。
眠気をはらいたいときは、朝の入浴がおすすめです。
40~43度の熱めのお湯にゼラニウムとベルガモットとユーカリの精油を入れて短めにつかります。
◎シミ・くすみが気になる・・・ローション
≪レシピ≫ゼラニウム2滴+ホホバオイル2ml+精製水98ml
ホホバオイルとゼラニウムを混ぜ合わせ、遮光びんに入れます。
そこへ、精製水を加えてよく混ぜます。
使う前によく振り、コットンにたっぷりと含ませて顔全体にパッティングしながらつけます。

※注意事項:ここに掲載している内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。
あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

  • 参考
    『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー著/高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
    『スピリチュアルアロマテラピー入門』吉田節子著(株式会社BABジャパン)
    『スピリチュアルアロマテラピー辞典』柏原茜 登石麻恭子(株式会社河出書房新社)
    『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著/前田久仁子訳(フレグランスジャーナル社)
    『アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際』ロバート・ティスランド著/高山林太郎約(フレグランスジャーナル社)
    『カラーグラフで読む精油の機能と効用』三上杏平著(フレグランスジャーナル社)
    『すべてアロマで解決しました!』西園寺リリカ(株式会社 講談社)
    『アロマテラピーのレシピ12か月』佐々木薫(株式会社 池田書店)
    『心と体 キレイの法則』青木恵(学校法人文化学園 文化出版局)

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