シナモンリーフの効果効能/精油・エッセンシャルオイル

目次

【シナモンリーフのプロフィール】

●名前/シナモン、セイロンシナモン、トゥルーシナモン、Cinnamon
●学名/Cinnamomum zeylanicum
●科名/ クスノキ科
●主産地/インド、インドネシア、マダガスカル
●抽出部位/葉
●抽出方法/水蒸気蒸留法
●ノート/ミドル~ベースノート
●香り/【スパイス系】甘くスパイシーなシナモン香り
●主な成分/【フェノール類】オイゲノール(77%)、酢酸オイゲニル、リナロールなど
●エレメンタル/火・風・地
●陰陽/陽
●五行/土(水)
●五臓/腎・心・脾・肺
●チャクラ/第2チャクラ、第1チャクラ
●色/オレンジ・ペールグリーン・イエローグリーン
●パワーストーン/サードニクス
●星座/蟹座
●天体/太陽

【歴史】

インドネシアが原産で、18世紀以降にオランダ人がスリランカで栽培を始めたのをきっかけに、インドやそのほかの国へ広まりました。
インドのカレーには欠かせないスパイスの一つです。
古くから寺院の薫香にも使われていました。
神話で有名なフェニックス「不死鳥」は没薬と甘松香とともにシナモンを集めて魔法の火を点じ、そのなかで焼け死んでからふたたび蘇ったといわれてます。

【主な働き】

≪心への働き≫憔悴した心にやる気を蘇らせる。
無気力な時や心にぽっかりと穴が開いたとき、寂しさや孤独感で心が冷え切ったときなどに、心身を共に温め、心を緩めてゆったりとした気持ちにさせてくれます。

人に傷つけられたり、うらぎられたりしたときも、もう一度人と前向きに関わろうと思える希望を与えてくれます。
また、新しい環境で引っ込み思案になっている場合に取り入れると、親愛の気持ちを表現できるようになり、周囲と良い関係を築けるでしょう。

≪体への働き≫冷えを改善して、内臓筋の動きを助けるため、消化を促したり生理痛を和らげる。
痛みを伴う風邪や冷えからくる神経痛や関節痛などに対し、温めるのと同時に鎮静作用をもたらすことで、症状緩和に役立ちます。

≪皮膚への働き≫
ゆるんだ組織をひきしめ、皮膚に対してマイルドな収斂効果を発揮します。
また、いぼを取り除くのに効き目があるといわれています。

【東洋医学から】

 脾と腎を温めて冷えを解消し、心を強壮して気力を取り戻す。
冷えを解消し、消化吸収に関わる脾を温めることから、胃腸の冷えによる腹痛、食欲不振、腹部膨満、嘔吐や下痢などに効果を発揮します。

冷えることで悪化する関節炎、リウマチ、腰痛、月経痛などの痛みにもお勧め。
呼吸器系に関わる肺も強化するため、風邪やインフルエンザの初期で寒気が強い時には、強力的に体を温めます。

【注意事項】

刺激性が高いため、使用法・使用量には充分注意すること。妊娠中・生理中は避ける。

【特性】

加温、抗菌、消化器調整、鎮痛、強壮、免疫刺激、子宮強壮

【キーワード】

「過去との決別」「活力」「今を楽しむ」

【こんな時に】

・精神的にどんよりしており、浄化の必要性を感じたとき

・なぜか体が疲れやすく、意識が過去に向かいがちなとき

・自分を取り巻くエネルギーをリセットしたいとき

・過去の思い出にどっぷり浸ってしまっているとき

・つらかった過去を今でもひきずっていると感じるとき

・胃腸に冷えがあり、慢性的にお腹が緩いとかんじるとき

・慢性的に冷えがあり、足腰がだるくてなかなか気力がわかないとき

・冷えて血流が悪化し、肩こりや頭痛に悩まされているとき

・人見知りが強く、引っ込み思案になりがちなとき

・感情をストレートに伝えたいのにできないとき

【ブレンドしてよく合う精油】

とても強い香りなので、少しずつブレンドすること。
スパイス系の香りと相性がよい。
柑橘系・・・オレンジ
スパイス系・・・アニス、カルダモン、ナツメグ、フェンネル

【メンタルケア・からだの悩みに役立つアロマ活用術】

◎筋肉痛に・・・トリートメントオイル
キャリアオイル30ml+シナモン精油1滴+バジル2滴+プチグレン2滴+ローレル1滴
上記を混ぜたオイルを手に取り、痛い所をマッサージします。筋肉の痙攣を和らげたり、リウマチになった関節の痛みを鎮めたりするといわれています。
虫刺されの痛みにも。

※注意事項:ここに掲載している内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。
あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

  • 参考
    『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー著/高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
    『スピリチュアルアロマテラピー入門』吉田節子著(株式会社BABジャパン)
    『スピリチュアルアロマテラピー辞典』柏原茜 登石麻恭子(株式会社河出書房新社)
    『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著/前田久仁子訳(フレグランスジャーナル社)
    『アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際』ロバート・ティスランド著/高山林太郎約(フレグランスジャーナル社)
    『カラーグラフで読む精油の機能と効用』三上杏平著(フレグランスジャーナル社)
    『すべてアロマで解決しました!』西園寺リリカ(株式会社 講談社)
    『アロマテラピーのレシピ12か月』佐々木薫(株式会社 池田書店)
    『心と体 キレイの法則』青木恵(学校法人文化学園 文化出版局)

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