シダーウッドの効果効能/精油・エッセンシャルオイル

目次

【シダーウッドのプロフィール】

●名前/シダーウッド、シダー、シダーウッドアトラス、アトラスシダーウッド、シダーホワイト、アトランティックシダー、Cedarwood
●学名/Cedrus atlantica
●科名/ マツ科
●主産地/モロッコ・アルジェリア・フランス
●抽出部位/木(心材)
●抽出方法/水蒸気蒸留法
●ノート/ベースノート
●香り/【樹木系】ウッディー調の香りにほのかな甘さとバルサム調が混ざった香り
●主な成分/アトラントン、カリオフィレン、セドロール、カジネンなどエレメンタル/地・水
●陰陽/陽
●五行/水
●五臓/腎
●チャクラ/第2チャクラ、第3,6チャクラ
●色/オレンジ、イエロー、ディープグリーン
●パワーストーン/ラブラドライト
●星座/水瓶座
●天体/土星、冥王星

【歴史】

防虫・防腐効果が高いシダーウッドは、古代エジプトでは棺の材料や、精油をミイラの防腐剤として用いていました。
また、その語源はアラビア語のkedron(「霊的な力」という意味)に由来するといわれているように、古代からフランキンセンスやミルラとともに神聖な香木とされてきました。
こうしたことからシダーウッドは死に関係する土星のハーブとして位置づけられています。

【主な働き】

≪心への働き≫緊張をほぐし、心の迷いや心配・不安感を減らしてくれる。
意志を強く持つことをサポートします。

周りの状況によって、ショックや疎外感を感じることがあっても、意識を安定させ持ちこたえさせてくれる力があります。
決意を固めたり、意識を強く持ち、自分の軸をしっかりさせたい時にも効果的です。
霊的な確信を取り戻させ、意志の変容を起こす力を強化します。

≪体への働き≫吸器系の炎症を和らげる。循環器系の流れをよくする。
主に強壮作用があります。

神経衰弱や集中力の欠如に効果的です。
泌尿器系の感染症や呼吸器系の不調にも向いています。
水分バランスを整えます。

≪皮膚への働き≫脂性肌の皮脂の分泌をコントロールする。皮膚の感染症を和らげる。
リンパの流れをよくするので、脂肪の蓄積を防ぎます。

セルライトやむくみにも効果的です。
過剰な皮脂分泌を抑えるので、スキンケアはニキビ肌や脂性肌の人に向いています。
それは頭皮にも有効で、皮脂分泌の調整や、脂性肌が原因のフケ、脱毛の防止などの効果が期待できます。

【東洋医学から】

腎に作用して水分代謝を高め、疲れ切った心身に力を与える。
水分バランスを整える腎に働きかけて、余分な水分の滞りを改善します。

水分代謝を高め、脂肪の分解を促進し、むくみやセルライトに効果を発揮します。
穏やかな利尿作用もあり、膀胱炎や泌尿器系の感染症にも有効とされています。
津液の巡りを良くする作用が、呼吸器系にも働き、痰や鼻づまりを軽減します。

【注意事項】

妊娠中・授乳中は避ける、刺激強、てんかん症の人は避ける

【特性】

鎮静、抗菌、収れん、去痰、頭皮の皮脂分泌を抑える、強壮

【キーワード】

「意志、力」「偉大な自己」「忍耐力」「確信」

【こんな時に】

・自分が得た成果について過小評価してしまう時
・エネルギーワークを行おうとする時
・低い波動のエネルギーがまとわりついていると感じた時
・抜け毛が気になる時
・冷えによって体が重だるく、下半身がパンパンに張ってむくみがつらい時
・冷えの症状が強く、心も体も疲れ切って精神力が尽きてしまった時
・足元の現実を見失って自分の軸がわからなくなっている時
・情報に振り回されて不安を感じる時

【ブレンドしてよく合う精油】

オリエンタル系、樹木系の香りと相性がいいです。
ハーブ系・・・クラリセージ、パルマローザ、ローズマリー
柑橘系・・・ベルガモット
フローラル系・・・カモミールジャーマン、カモミールローマン、ネロリ、ラベンダー
オリエンタル系・・・イランイラン、サンダルウッド、ジャスミン、ベチバー
樹木系・・・サイプレス、プチグレン、ユーカリ

【メンタルケア・からだの悩みに役立つアロマ活用術】

◎汗の臭いが気になる・・・アロマライトで(芳香浴)
シダーウッド1滴+サイプレス1滴+パイン1滴+レモン1滴
アロマライトに上記の精油を落として温めます。さわやかな木々の香りで、まるで森林浴をしているような清々しい気持ちになれます。
手のひらに汗をかくことが多い人はストレスがたまっていることも考えられます。
お休み前に緊張を緩和し、疲れた心と体をリフレッシュする効果のある香りを部屋に拡散させましょう。

◎化粧崩れしやすい・・・スキンケアローション
ホホバオイル(2ml)+シダーウッド精油4滴+精製水(48ml)
1.ビーカーなどにホホバオイルをいれ、そこにシダーウッド精油を加えてガラス棒や竹串などでよくまぜます。
2.精製水を加えてよく混ぜ合わせ、遮光性のビンにいれて保存します。
使う前にはビンを良く振って、ローションを良く混ぜてから使用します。洗顔後コットンにとり、脂っぽさが気になる部分に塗りましょう。

◎冷え性に・・・トリートメントオイル
スイートアーモンドオイル(30ml)+シダーウッド精油2滴+サンダルウッド精油3滴+パチュリ1滴

冷え性の人は足がむくみやすくだるくなりがちです。
収れんと利尿作用のある精油をつかったオイルでマッサージしましょう。

上記のオイルと精油を混ぜたものを手に取り、足の指を1本ずつ付け根から指先に向かってらせんを描くようにさすっていきます。
また、内くるぶしの6cmほど上にある、血行を促すつぼを指圧すると、足が温かくなりだるさが解消されます。

※注意事項:ここに掲載している内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。
あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

  • 参考
    『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー著/高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
    『スピリチュアルアロマテラピー入門』吉田節子著(株式会社BABジャパン)
    『スピリチュアルアロマテラピー辞典』柏原茜 登石麻恭子(株式会社河出書房新社)
    『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著/前田久仁子訳(フレグランスジャーナル社)
    『アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際』ロバート・ティスランド著/高山林太郎約(フレグランスジャーナル社)
    『カラーグラフで読む精油の機能と効用』三上杏平著(フレグランスジャーナル社)
    『すべてアロマで解決しました!』西園寺リリカ(株式会社 講談社)
    『アロマテラピーのレシピ12か月』佐々木薫(株式会社 池田書店)
    『心と体 キレイの法則』青木恵(学校法人文化学園 文化出版局)

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