目次
【バジルのプロフィール】
●名前/バジル、Basil
●学名/Ocimum basilicum
●科名/シソ科
●主産地/エジプト、フランス、北アフリカ
●抽出部位/花、茎、葉
●抽出方法/水蒸気蒸留法
●ノート/トップノート
●香り/【ハーブ系】すっきりした甘さとスパイシーさがある香り
●主な成分/CTリナロール・・・【モノテルペンアルコール類】リナロール(~70%)、メチルカビコール、オノイゲール、1,8-シネオール、テルピネン-4-オールなどCTメチルカビコール・・・【フェノール類】メチルカビコール(~90%)、1,8-シネオール、t-β-オシメン、リナロールなど
●エレメンタル/地・水
●陰陽/陽
●チャクラ/第5チャクラ、第4チャクラ
●色/ブルー、グリーン
●パワーストーン/カイヤナイト
●星座/蠍座
●天体/火星・水星
【歴史】
Basilicumは「王」という意味のギリシャ語バシリコスから由来しています。
インドの民話では、バジルはクリシュナ神とビシヌー神に捧げられたものとしており、人間を保護する性質があるとされていました。
また、インドの一部の部族はバジルの葉を噛んで宗教的儀式に加わり、霊感を得たといわれています。
中国人はバジルが癇癪を治療する力があるとされ、薬剤として愛用されました。
第二次世界大戦中、スパイス類を手に入れるのが難しかった時に、人気を博しました。
精油は香水に使われたりしました。
【主な働き】
≪心への働き≫
頭の中をクリアにして、やる気を起こさせてくれる。
不安や自信のなさを鎮め、自分の本当の気持ちを自由に表現することを助けてくれます。
神経質になりすぎてしまったり、頭で考えすぎてしまう人におすすめの香りです。
精神的に弱っていると感じた時、神経を強壮にしてくれます。
また、感覚を敏感にし、集中力を高めてくれます。
≪体への働き≫
骨格系の痛みを和らげる。
頭痛と片頭痛に大変な効果を示します。
気絶したときに氣付け薬として用いられたりもしました。
ストレス関連のアレルギーの発症を減少させる力があります。
嘔吐、胃痙攣、吐き気、消化不良、しゃっくりといった消化器系の不調にも有効です。
さらに、殺菌消毒作用があることから、大小腸と腎臓を浄化します。
エストロゲンホルモンに似た働きがあるので、少量月経、乳房の膨満のような月経上の障害に役立つことがよくあります。
また、後産をスピードアップしてくれます。
ケモタイプであるバジルリナロールは、より神経強壮や疲労回復、免疫向上の作用に優れます。
バジルメチルカビコールの方は、より喘息の治癒、抗アレルギーや去痰に優れます。
≪皮膚への働き≫
虫よけ、虫刺されの熱感を和らげる。
肌へは殺菌、浄化作用があります。
ニキビを治し、綺麗な肌にしてくれます。
スズメバチに刺されたとき、虫に刺されたときに役立ちます。
【注意事項】
妊娠中・幼児は避ける。刺激が強いので敏感肌の人には注意。
【注意事項】
強壮、去痰、駆虫、解熱、健胃、抗うつ、殺菌、殺虫、催乳、頭脳明晰化
【キーワード】
「自己表現」「社会活動」
【こんな時に】
・仕事が楽しく感じられないとき
・生活のサイクルが毎日同じでつまらないと感じるとき
・日々の暮らしが何かに縛られて楽しくないと感じるとき
・(女性の場合)自分の中の女性らしさを認められないとき
・なにかにつけて厳密さを追求しすぎて、楽しめないとき
【ブレンドしてよくあう精油】
ハーブ系、柑橘系、スパイス系の香りと相性がいいです。
ハーブ系・・・クラリセージ、ヒソップ、ローズマリー、マジョラム
柑橘系・・・シトロネラ、ベルガモット
フローラル系・・・ゼラニウム、ラベンダー
【メンタルケア・からだの悩みに役立つアロマ活用術】
◎胃腸のケア・・・トリートメントオイル
バジル3滴+ペパーミント3滴+ホホバオイル30ml
胃もたれ、胃の痛み、胸やけ、消化不良のほか、膨満感があるときやお腹にガスが溜まっているような時など
胃腸の調子が悪い時に、胃から腰にかけてと、背中にぬり、オイルをなじませる程度に優しくマッサージする。
下痢の時はレモンを加えて合計6滴になるようにする。
◎筋肉痛に・・・バジル、ウィンターグリーン、シトロネラ、ラバンジン、ローズマリー
注意事項:ここに掲載している内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。
あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。
- 参考
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー著/高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
『スピリチュアルアロマテラピー入門』吉田節子著(株式会社BABジャパン)
『スピリチュアルアロマテラピー辞典』柏原茜 登石麻恭子(株式会社河出書房新社)
『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著/前田久仁子訳(フレグランスジャーナル社)
『アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際』ロバート・ティスランド著/高山林太郎約(フレグランスジャーナル社)
『カラーグラフで読む精油の機能と効用』三上杏平著(フレグランスジャーナル社)
『すべてアロマで解決しました!』西園寺リリカ(株式会社 講談社)
『アロマテラピーのレシピ12か月』佐々木薫(株式会社 池田書店)
『心と体 キレイの法則』青木恵(学校法人文化学園 文化出版局)
コメント