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目次
イランイランのプロフィール
名前/イランイラン、Ylang Ylang
学名/Cananga odorata var. genuine
科名/バンレイシ科
主産地/フィリピン・マダガスカル・コモロ・レユニオン島
抽出部位/花
抽出方法/水蒸気蒸留法
ノート/エクストラ、1st、コンプリート・・・ベースノート
2nd、3rd・・・ミドルノート
香り/【オリエンタル系】エキゾチックな甘い香り
主な成分/安息香酸メチル、ゲラニオール、酢酸ベンジル、リナロール
エレメンタル/水・地
陰陽/陰
五行/火
五臓/心・腎
チャクラ/第2・4チャクラ
色/オレンジ、イエロー
パワーストーン/ロードクロサイト
星座/しし座・おうし座
天体/金星
イランイランの主な働き
【心への働き】精神活動に関わる心に働きかけて鎮静と興奮のバランスを整える
心には鎮静と興奮のバランスをとる作用があります。心を落ち着かせリラックスするとともに、精神を高揚させ、楽しさや喜びの感情をもたらします。
自信を取り戻すことを促してくれるので、イライラや落ち着きのなさが和らぎます。女性的なエネルギーを高めてくれる性質もあります。
緊張や不安で憔悴した心をゆるめてくれる。
【体への働き】
神経系の鎮静作用があり、熟睡を促します。
その鎮静作用は動悸、高血圧、頻脈、てんかん症の発作などにもいいと言われています。
古くから感染症にも使用され、殺菌消毒作用があります。
イランイランは、催淫作用があり、女性ホルモンの調整や、生殖系の不調改善にも役立つと言われています。
血管を広げるように働く。
性的な不全を和らげる。
【皮膚への働き】
肌を潤し、滑らかにし、若返りにいいと言われています。
頭皮にもよく使用され、脱毛予防や髪の成長促進、頭皮の皮脂バランス調整に役立ちます。
【東洋医学から】心への鎮静と気を補う
心熱を冷ます作用があり、過剰な神経の緊張が動悸・高血圧・頻脈を引き起こすときに効果的。
「神」の調和をはかり、同時に神経系を鎮静させる。
落ち着きのなさやイライラを鎮め、眠りに誘う。
てんかん発作の抑制にも効果的。
糖尿病の補助療法にも勧められる。
インポテンスや不感症に効果的。
内向的なゆえに潜在的に官能性を押しとどめてしまう人々に向く。
感情と官能は混ざり合うべき要素であり、分離すると心と「神」は具体的な感覚から切り離され、陰を失う。
つまり、「神」は喜びや悲しみの表現を経験する本質的な能力を失うことになる。
注意事項
頭痛や吐き気を催すことがあるので、使用法・使用量に注意し、換気を心掛けること。
キーワード
「女性性の解放」「自信、楽しさ、落ち着き、官能」
歴史
マレー語で「花の中の花」という意味に由来する。
20世紀初頭に、ガルニエとレシュレというフランスの科学者がレユニオン島での調査中に、イランイラン精油がマラリアや腸チフス、腸管の感染症に効果があるということが分かった。
さらに、イランイランが心臓を鎮静させることも発見した。
作用
エロチックで華やかなアロマが官能を呼び覚ます
華やかで官能的な香りを放ち、ホルモン調整作用を持つ。
その香りは、性的な欲求をオープンに解放させたり、性的欲望をストレートに表現できる力を与えたりしてくれる。
特に、女性的なエネルギーが不足している、過去のつらい経験などが原因となって性的欲求が抑圧されているといった場合に取り入れると、精神的なこわばりを解きほぐし、女性的なエネルギーを程よく高めてくれる。
強い興奮状態やパニック、極度の緊張状態やストレスなど、男性的な亢進状態が過剰に表れている場合、アドレナリンの分泌を抑制してその勢いを和らげてくれる。
ブレンドしてよく合う精油
柑橘系・・・グレープフルーツ、ベルガモット
フローラル系・・・チュベローズ、ラベンダー
オリエンタル系・・・サンダルウッド、ベチバー
樹木系・・・シダーウッド、ローズウッド
「機能性ブレンド」
育毛・・・イランイラン、イモーテル、ローズマリー
ストレス解消・・・イランイラン、プチグレン、ベルガモット、ラバンジン
- 参考
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー著/高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
『スピリチュアルアロマテラピー入門』吉田節子著(株式会社BABジャパン)
『スピリチュアルアロマテラピー辞典』柏原茜 登石麻恭子(株式会社河出書房新社)
『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著/前田久仁子訳(フレグランスジャーナル社)
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