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目次
グレープフルーツのプロフィール
学名:Citrus paradisi
科名:ミカン科
蒸留方法:果皮の圧搾法
ノート:トップ
主産地:アメリカ・イスラエル・ブラジル
香り:【柑橘系】爽やかで軽く、ほんのり甘いシトラス調の香り
主な成分:【モノテルペン炭化水素類】d-リモネン(95%)、ミルセンなど
エレメンタル:風・地
星座:射手座
五臓:肝・脾
五行:木(土)ペリドット
チャクラ:第1チャクラ、第3、第7チャクラ
色:イエロー、マゼンタ
天然石:ペリドット
天体:太陽、木星
グレープフルーツの主な働き
【心への働き】気分を高めてリフレッシュさせてくれる。
全般的な高揚効果・賦活効果があるので、ストレス状態のとき価値を発揮する。
中枢神経のバランスをとり、躁鬱症状を安定化させる。幸福感を与え、軽い催眠効果をあらわす。
緊張・欲求不満・イライラ・移り気に効果的。
緊張したり、抑圧的な状況に遭遇すると、つらさから逃れて食べ物に慰めを得る人々に特に向いている。
このタイプは、人生・他人・自分自身に高望みをする。
現実が自らの目標や望み通りではなかったり、他人に失望させられた時、怒りや非難・自己批判を持って反応しがちで、こうした感情が罪悪感と落ち込みにつながることがしばしばであり、潜在化した傷つきやすい自分――批判と屈辱を受けた「インナーチャイルド」――を落ち着かせ、なだめる欲求が続いて起こる。
自分を慰めたいからこそ、食べ物やアルコール、特に甘いお菓子やチョコレート、ビスケットを過剰摂取することになる。
この長年蓄積された欲求不満や自己批判から生じた、心理的な熱とうっ滞を浄める。
浄化し、明確にし、気分を爽快にする特性があるため、怒りを伴う失望感の「重い感情」を一掃する。
そして、もっと現実的な目標を立て、それを認めるように働きかける。
精神の軽やかさをもたらし、「満腹」を求める気持ちを楽にする。瞬時に満足させ、飢餓感を和らげる。
【体への働き】脂肪燃焼を促進。利尿・うっ滞除去を通してダイエットにも効果的。新陳代謝を改善する。疲労物質を流す。ジェットラグにも。
脾とリンパの刺激剤。
余分な水分の排泄と脂肪の分解を助ける。
熱・湿の性質を帯びる人は動脈硬化症と高血圧症を起こしやすい。
グレープフルーツ精油はその症状の改善によい。
さらに血液の浄化作用あがあるので、熱性のリウマチ痛(関節が腫れて熱を持ち、焼け付くような痛み)にも適する。
【肌に対する効果】毛穴を引き締める
収れん作用と浄化作用があり、脂性肌やニキビ肌、伸張線に効果的。
【東洋医学から】気の巡りをスムーズにして、イライラや怒り、不眠を改善する
肝の気が滞ることによるイライラ・胸のつかえ・月経不順・月経痛といった症状や、肝に熱が生じることによる激しい頭痛・イライラして眠れない・抑えきれない怒りなどの症状を和らげる。
また、ストレスや多忙が原因の気の巡りが悪くなったことによるおなかの張りや身体に熱がこもることによっておきる便秘にも効果的。
【注意事項】
光毒性があるため、使用後の直射日光に十分注意する。
皮膚刺激のため、使用量・使用法注意。
西洋薬との組み合わせに注意。
歴史
12世紀にアラブの交易者がオレンジを運搬した経路を通って熱帯アジアからスペインに運ばれたポメロとスイートオレンジの交配種ではないかと考えられている。
18世紀にスペインから謎の人物キャプテン・シャドックによって西インド諸島に紹介されたため、「シャドックフルーツ」という名で呼ばれていた。
1930年頃のフロリダで最初に商業的に生産された。
ブレンドしてよく合う精油
- 柑橘系・・・柑橘系全般
- フローラル系・・・ゼラニウム、ラベンダー
- オリエンタル系・・・パルマローザ
- 樹脂系・・・フランキンセンス
- 空気清浄・・・グレープフルーツ、メイチャン、ラベンダー、レモン
- 減肥に・・・グレープフルーツ、タラゴン、フェンネル、ブラックペッパー
参考
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダ・セラー著/高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
『スピリチュアルアロマテラピー入門』吉田節子著(株式会社BABジャパン)
『スピリチュアルアロマテラピー辞典』柏原茜 登石麻恭子(株式会社河出書房新社)
『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著/前田久仁子訳(フレグランスジャーナル社)
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